誰かになにかをふるまうこと

2015/3/30

3月は青春18切符の利用者や、春休みに突入した大学生たちで宿は賑やかになる。
たみも、辺鄙なところにありながらその賑やかさに便乗して、3月の土日は賑やかになることが多い。

この週末もそうだった。
そして常連のゲストさんたちにも会えた。

年末の時も来てくれた、関東からのお客さん。
うまい珈琲をたくさんの人に知ってもらうべく、旅をしながら自前のミルと
焙煎日の分かる袋に入れられた豆を持ち歩き、いつでも珈琲を淹れれるようにしている。
淹れ方はひとつ、ハンドドリップ。
淹れ方のコツから、豆の袋のまめ知識まで、珈琲の話しをし出すと止まらない。
カフェに来たお客さん、同じ部屋に泊まるゲスト、住人、スタッフ、
みんなに「珈琲は好きか?」と聞いては美味しい珈琲をふるまう。

「いい豆ってのはな〜...」「(ドリッパーの豆を落としきらずによけて、)こうした理由は後でわかりますから...」

私としてはもう何回も同じ話しを聞いているわけだが、嬉しそうに話すお客さんをみてると、
なんだか嬉しいので他のお客さんと一緒にまるではじめて聞いたかのような反応をしてしまう。

次は夏かな。また珈琲節が聞けるのが楽しみだ。


今度は、こちらも何度も来てくれている関西からのお客さん。
こっちでDJイベントがあると夜通しイベントに参加しつつ、朝方に泊まりにくる。
たみを鳥取の家みたいに使ってくれるお客さん。
大抵いつも2、3泊していってくれるのだが、フリーの夜はよく焼きそばをふるまってくれる。
なぜ焼きそばなのかは聞いたのだけれど、それは、内緒。(想像におまかせします)

今夜もやきそばか?っと思っていた日。

17時頃、秋田犬のおとうさんに会いにいこうとキッチンに向かうと、
大量の食材を買い込んで、さっそく肉を煮込んだり、下準備を始めているそのお客さん。
「今日はリクエストがあれば何でも作りますよ」と気合い十分。
理由を聞くと、どうやら昼に映画を見てきてそれに感化され、いつにもましてうまい匂いを漂わせていた。
映画のビラを冷蔵庫にはっ付けて、気合い十分。

カフェに来ていたお客さんや、連泊のカナダ人ゲストや、イベント帰りに泊まってくれたゲスト、
やっぱり今夜も焼きそばだったけど、スペアリブがあったり、うまい梅干しが絶妙にマッチしてたり、
ソースと塩の2種類の焼きそばが私たちのお腹をみたしてくれた。

食堂が閉店すると、「やけ酒みたいに」と、近所のお兄さんがくれた日本酒を一杯飲んでいた。


誰かになにかをふるまうことは、決してお金が発生するだけの行為ではない。

うまい珈琲を知ってもらったり、研究を重ねた焼きそばの反応を知れたり、
きっとそれが一番重要で、だからふるまってくれている。
私もふるまってもらってばっかりで、自分からふるまう事できてないなーと、
たみのカフェを元気に開ける事がわたしのふるまい!と気張っていたら風邪をひきました。(むねん)

今夜もまたまた別の常連さんによるうどん屋さんが開かれるということで、
2階に住んでいる私は、今夜は目ではなく、耳をすましてたみの様子を伺おうと思います。

(すぎたに)


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