初夏

2018/7/ 9

毎年夏の初めにたみに一週間ほど泊まりに来るお姉さんがいる。

彼女は決まって夜は晩酌をし、タバコを美味しそうに吸う。ゆっくりとした口調で、「寝るのが大好きなの」と言う。

彼女と女子数人で選果場の裏に蛍を見に行った。蛍はおしりを光らせてスーっと私達の目の前を横切る。秘密の場所みたいで楽しい。カエルの声が田んぼに鳴り響く星がキレイな夜だった。

彼女が去る日、窓から身を乗り出して「またねー!」と大きな声で言ってくれたのが嬉しかった。出会ったのは偶然なのに、今度出会う時はすべてが必然になる。"また来年・・・" それを知ってるから私たちはお互いの連絡先を知らない。そういう関係が不思議と心地良い。

(にん)

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