第三の目

2019/6/21

『第三の目を使う練習をしてみて。たぶん使える人だから。』

たみへインターンに来る1週間前、
深津絵里に似た素敵な女性に言われた。

・・・

大学生の頃から暮らし続ける大阪で
気付けば積み重なっていた人のつながりや、
好きなものだらけの基地みたいな自宅、商品陳列MAPだって書けそうな、いつものスーパー、
ぷらっと掘り出し物を探し出かけるリサイクルショップ、
挫けそうな時に駆け込む友人の家。
ほか、他。

いつどこへ行き、誰に会えば自分が心地よい毎日を過ごせるか、
把握し尽くした街を離れてやってきた、たみ。

若すぎることもなく、歳をとりすぎてもいない30代半ばの今。
積み重ねてきた環境を手放したとき、
丸裸の自分に何ができるのかを見てみたくなった、というのが正直なところだったのだと思います。

そうして、たみとその周辺に来て約半月、
日々、ものすごいスピードと濃さで目の前にどんどん新しい人、ものごとが現れる。
中にはおそらく、一期一会の人もいる。

住み慣れた街なら、それまでのつながりの延長に誰かと出逢い、
『僕の友人で、コレコレしてるマルマルさんです。』
『私のパートナーでコレコレこういう人です。』
みたいな "ご紹介" があって、
その情報を頼りに頭で考え、初めて逢う人とのベストな距離感を判断しようと試みることもできた。
(基本的に、無防備すぎてぶつかって砕けるパターンもあったので、大人になるにつれ学んでいた。)

でも、ここじゃ常に突然、即興、瞬間、その連続。
そんな猶予はない。

どのくらいの距離でまず留めておくべきか、
この人にはどこまで自己開示すべきかなんてことを考えること自体、自分が小さくナンセンスに思えて、
その内この状況でが可笑しくなってしまった。

そうしているうち、
こう、考えるより前に身体が動く。

なんかここ気持ちいい、とか。
この人好きな気がする、とか。
ここは行きたくない気がする、とか。
理由も裏付けもなんもないけど、
直感のようなもので判断せざるを得ない毎日になっていた。

『あれ、これ、第三の目使ってる?』
大きな縁のようなものに感謝して、
ニヤニヤした、砂丘帰りの夕方。
おでこの真ん中をコツコツ、ノックしてみる。

ひらけ ひらけ〜
(ぴぃやん)

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