「第一回 夏休み絵画コンクールatたみ」受賞者の発表!

2020/9/30|

  • 「第一回 夏休み絵画コンクールatたみ」受賞者の発表!

今年初めての開催となった「第一回 夏休み絵画コンクール」。「たみでの思い出」をテーマに、全国各地から約70点の作品を応募していただきました。その中から審査会では大賞・優秀賞を、オンラインと展示会場の投票ではオーディエンス賞を選出しました。そして、悩みに悩んだ審査会でしたので、特別に審査員賞を設けました。
「絵画」といっても、さまざまな表現や思い出があり、鑑賞者によってひとつひとつ作品に対する共感の仕方が異なるところが興味深かったです。集まった作品(返却希望以外)は、写真撮影が禁止のたみにとってのアーカイヴとして、大事に保管させていただきます。
ご応募くださった皆さまには、心より感謝申し上げます。さらに、オンラインや会場でたくさんの方に投票いただき、ありがとうございました。来年の夏も開催予定ですので、またぜひご応募ください!
各受賞者は以下のとおりです。

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大賞
(1)たなかゆい『かいだんの音がしたカフェ』

"冬に、たみのカフェで温かいお茶を飲んでいるお客さん。たみのカフェは階段の音がしたよ。いぬのおとうさんも寒そう。"

審査コメント
写真撮影ができない「たみ」だから、絵の中にどれだけ「たみ」らしさが描かれているのか。を考えて選出しました。この絵には、たみのカフェから聞こえる階段の音について描かれています。これは、よくたみに遊びにきていた作者の身体に染み付いた「たみ体験」が表れていて、ぐっときました。作者の目線でたみの要素が一つの画面に書かれているのもピカソ的、キュビズム絵画を連想させます。

優秀賞
(2)中崎透『夜光虫』

"鳥取に行ったときに、三宅くんと蛇谷さんが夏の夜の海に連れてってくれた。生温かい風吹く夜にパンツ一つで海に飛び込む。バシャバシャと手足を動かすと海中で蛍みたいな光がポツポツと舞う。夜光虫というやつを生まれて初めて見た。いい歳してだいぶハシャいだ。きれいだった。うろ覚えだけど星もぼちぼち見えていた気がする。海の中の夜光虫と、海から顔を出すと星空。いい夜だった。"

審査コメント
審査委員でもあり、たみのオーナーである三宅と蛇谷がこの絵に同時投票したため、コンクールのテーマ「たみの思い出」の中でもっとも強いエピソードに感じ、選出しました。
たみでの出来事ではありませんが、たみを立ち上げた三宅と蛇谷と海にいって、そして夜光虫に出会うことは、後にも先にもないかもしれない貴重な時間だと思いました。
布を縫い合わせた下地にスプレーや絵の具で施した表現もさることながら、100号という他にない圧倒的なサイズも強いインパクトがありました。


オーディエンス賞
(3)河合浩『TAMI』
"まだ泊まったことがない、30日分の宿泊券獲得を目指してます!"

獲得票数:34票


赤井あずみ賞
(4)成田海波『見送り』

みんなで話している間にあっという間に時間が過ぎて、いつの間にか終電の5分前。隣の人にビールの残りを差し上げて、荷物を抱えて松崎駅へと走り出す。そんないつもの光景のスナップショットは、わたしの光景でもあり、誰かの光景でもあると思いました。

(5)阿部龍一『東郷池の花火』
空に上がった花火が湖面に映る様子が立体的に表現されています。花火を描くのは難しいのですが、紺一色でまとめることで、想い出と臨場感が混ぜあわされた様子を感じました。また旅先の道端で拾った石ころをポッケに入れて持ち帰ってしまうことがよくありますが、そんな旅の大切な記念物のような作品です。

岡田有美子賞
(6)もりもとあゆみ『変身』

トマトが梨になる、という不条理な出来事。 たみ内部で起こった人間関係の蠢きが主観的視点で記録されていて 絵を見た瞬間、絵に描かれていない冷蔵庫が立体的に目の前に現れました。 夏のトマトが秋の梨に変わるという初秋の季語が入っていて 余計なものが削ぎ落とされた大胆でシンプルな構図には、俳句の美学を感じます。

片桐隆嗣賞
(7)米村知倫(Yone) 『たみ、ぷかぷか』

たみを一艘の舟に例え、多様な人が乗組員のように出入りし、航海をしているたみのことを一枚の絵の中でうまく表現している。

蛇谷りえ賞
(8)タッピー『おとうさん(液体)』

私といっしょに暮らしている秋田犬の「おとうさん」は、一部で人気がありますが、賑やかな「たみ」の裏小屋で、この表情で待つおとうさんの顔を思い出してくれてありがとうございます。別名:おとうさん賞です。

三宅航太郎賞
(9)赤田竜一『思い出の東郷池』

「たみ」はどこにあるのかということを考えた時に、誰かの中でどこかにふと存在するものだということを考えさせられました。抽象化された風景の構成や豊かな登場人物が物語の一部に見えてよかったです。

(10)小埜いつき『たみのげんかん』
シンプルで勢いのある線と構図が、とても強く美しい作品だと思います。

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