倉吉という街
2025/05/12
みんな大好き夜長茶廊にレモンライス&イワシのグリルを食べに行った日のこと。
待ち時間に、斜向かいの豊田住宅(1900年建築)を見学させてもらった。
何十年も空き家だったというその建物の、中庭に面した渡り廊下が橋みたいになっていたり、ガラスを作るのが難しかった時代に作られた均一ではない歪みの美しい窓がある。
松は(手入れされなかった時を経て)伸びたいところまで伸び、葉が見えるのは2階の窓から。
地震にもびくともしなかったようで、全てが美しい。
倉吉は気候的にも穏やかで、雪が少なく台風などの被害も少なかったそうで、人間がのんびりしているらしい。 危機感が少ないので、街が発展しなかった。代わりにこうした古い建物が今でも壊されることなく残っていると、講談師の方が教えてくださった。
白壁や赤瓦の街並みを、今までと違った視点で歩いたら旅人になった気分だった。
スタッフ:ツムツム