あるおんなのこの5日間

2020/01/13

部屋はほぼ満室で、カフェもにぎわうある夜。
彼女はたみにやってきた。
「前から気になってたので来てみようと思って。」
「栗たくさんあるので、消費するの手伝ってくれませんか?」とカフェに来ているお客さんに栗を分け始める。
バタバタするスタッフを横目に
毎日のように来てくれる常連のひととおしゃべりし始める。

次の夜は、打って変わって静かめな夜。
今日は松崎をぶらぶらしていたよう。
隣の隣の美容室で髪を切って、さっぱりしていた。
よく泊まりに来てくれるおっちゃんが住人と一緒に鍋をするというので、彼女もいっしょにまざる。
ようたんぼのおっちゃんを面白がってつっこみまくる。
次たみにくるときは、おっちゃんに会いに来るそう。

あさごはんには、おにぎりとしじみ汁のセット。

その夜は、最近はまっているという水餃子を皮からつくる。
スタッフやお客さんにも分けてくれる。
が、皮が分厚いとダメだしされる。
次はもっとおいしいのを作れるようになる!と意気込んでいた。

その次の夜は、スタッフが風邪をひいて、急遽カフェはお休みに。
それと時を同じくして、その彼女も体調を崩してしまった。
そんな日もあるよね。二人ともインフルエンザじゃなくてよかった。

翌朝は元気な姿。松江の友人に会いに出かけるのを見送る。
帰ってきた彼女はとても元気そうで、「歩いてたらだんだん元気になりました!」と。
松崎のたみ周りのひとたちが20人くらいでピザパーティーをするというのを聞いて、そっちにもでかけてゆく。
たみのカフェ閉店間際に帰ってくると、数日前にチェックアウトした常連のおっちゃんがカフェに遊びに来ていて再会を果たす。
翌朝は早くにチェックアウトするというので、気を付けて帰ってね、また来てねとあいさつ。

これはほんの、ほんのいちぶ。
こんなに長く泊まってくれるひとはなかなかいないけど、
ね、長くいるとおもしろいでしょ。見える風景が全然違うんだよ。

暮らすように旅する。

(あらり)

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